ダイビングのウェア・器材
2023年09月21日

男性に適したダイビングの水着とは?選び方やおすすめアイテムをご紹介

海から上がる男性ダイバー
海の中を探索できるスキューバダイビングは、多くの方から人気を集めているアクティビティです。ダイビングを安全かつ快適に楽しむには、万全の装備を準備することが重要であり、服装も重要な要素のひとつです。

海に濡れるダイビングでは水着を着る必要があり、ダイビングに適した水着があります。今回は、男性向けのダイビングに適した水着について解説していきます。

 

ダイビングでの水着の役割

男性・女性に関わらず、ダイビングの際はウェットスーツの下に水着を着る必要があります。ダイビングに水着を着用する理由には、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 肌の保護
  • 衛生面の維持
  • 人前でのウェットスーツ着脱

 

肌の保護

ダイビングではウェットスーツが着用必須であり、ダイバーの中にはウェットスーツを着ると肌が擦れたり、かぶれたりする方もいます。そのような肌トラブルを予防するのが、水着の存在です。とくに水着は肌の弱い部分をガードしてくれるため、水着を着ることでウェットスーツから肌を保護してくれます。

衛生面の維持

初心者ダイバーや体験ダイバーの多くが、ダイビングショップでウェットスーツをレンタルするのではないでしょうか。レンタルのウェットスーツはさまざまな方が着用するため、多くの人が着るウェットスーツを素肌で着用することに抵抗を感じる方も少なくありません。しかし、ウェットスーツの下に水着を着用することで、衛生面を維持できます。

人前でのウェットスーツ着脱

ウェットスーツは締め付けが強く、圧迫感が生じやすいため、ダイビングの前後や休憩中はウェットスーツを脱ぐ方も少なくありません。素肌にウェットスーツを着ると人前で脱げず、苦しい状態が続いてしまいます。いつでもすぐにウェットスーツを脱ぐためにも、水着を着用しておきましょう。

 

男性におすすめの水着の特徴

基本的に男性の水着はパンツのみなので、女性よりも選択肢は多くありません。しかし、水着用のパンツといっても長さやシルエットにさまざまな種類があり、ダイビングに適切な水着の特徴は以下のとおりです。

 

  • ひざより短い丈
  • タイトなシルエット

 

ひざより短い丈

男性の水着は、ブーメランタイプからゆったりとしたサーフパンツタイプまで、主に丈の長さで種類が異なります。ダイビングにおすすめの男性用水着は、丈がひざより短いタイプのものです。丈が長い水着はウェットスーツの着脱がしにくく、ウェットスーツの中でごわつく可能性が高いです。ひざより短い丈の水着を選ぶことで、ウェットスーツを着ても動きやすくなります。

タイトなシルエット

男性の水着で多いのが、ゆったりしたシルエットのサーフパンツタイプです。しかし、ダイビングにはゆったりしたシルエットの水着は向いていません。ゆったりしたシルエットの水着の上にウェットスーツを着ると、スーツの中で水着がごわついてしまい、水着が肌を圧迫する可能性があるためです。男性がダイビングをする際は、できるだけタイトなシルエットの水着を選びましょう。

 

男性がダイビング用水着を着る際のポイント

男性がダイビングに適した水着を着る際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。そうすれば、違和感なく快適に水着を着られるでしょう。

 

  • インナーを重ねる
  • タウンユースでも使えるデザインを選ぶ
  • 装飾があるものは避ける

 

インナーを重ねる

短すぎる水着やタイトな水着を着る場合、シルエットや着心地を気にする方が多いのではないでしょうか。そのような場合は、インナーを重ねるのがおすすめです。とくに、ボクサーパンツのような伸縮性の高いインナーであれば、快適にダイビングを楽しめます。

タウンユースでも使えるデザインを選ぶ

ダイビングには丈が短くタイトなシルエットが適していますが、それ一枚でビーチを移動したり、海水浴をしたりするのは恥ずかしい方も多いでしょう。普段の海遊びでも使えるようなデザインやシルエットの水着を選べば、わざわざ水着を使い分ける必要がありません。ひざよりも丈が短く、裾が広がっていないサーフパンツタイプの水着を選ぶと、ダイビングでもタウンユースでも問題なく利用できます。

装飾があるものは避ける

男性の水着の中には、前に紐やボタン、ファスナーなどの装飾がついているものがあります。そのような水着はファッション性に優れているものの、ダイビングには適していません。水着の上からウェットスーツを着ると圧迫されてしまい、装飾が肌やウェットスーツを傷つけてしまう可能性があります。水着を選ぶ際は、シンプルで装飾がついていないデザインのものを選びましょう。

 

男性のダイビングには水着+ラッシュガードがおすすめ

基本的に男性の水着はパンツだけであるため、上半身は素肌が直接ウェットスーツに触れてしまいます。肌の摩擦を減らすためには、上半身にラッシュガードを着るのがおすすめです。ラッシュガードには、上半身の摩擦を抑えるだけでなく、以下のような効果もあります。

 

  • 上半身のカバー
  • 日焼け予防
  • 寒さ対策
  • 快適な着心地
  • ウェットスーツが着脱しやすくなる

 

上半身のカバー

休憩中やダイビングの前後には、ウェットスーツを脱ぐことが多いですが、水着だけを着ると男性は上半身が露出します。男性の中には、スタイルに自信がなかったり、肌をあまり見せたくなかったりといった理由で、身体を隠したいという方も多いのではないでしょうか。そのような方はラッシュガードを着ることで、体型や肌見せをカバーできます。

日焼け予防

ダイビングは直射日光だけでなく、海面から反射する紫外線も浴びるため、陸上にいるよりも日焼けしやすいです。ウェットスーツを着ていれば、ある程度日焼けを予防できますが、ウェットスーツを脱ぐ休憩中やダイビング前後は上半身が日焼けしてしまいます。ラッシュガードの中には、UVカット効果が高いものもあるため、効果的に日焼けを防止したい方はUVカット効果の高いラッシュガードを選びましょう。

寒さ対策

ラッシュガード自体には、保温性はありません。しかし、裏起毛素材のラッシュガードを選ぶことで、水着だけでウェットスーツを着るよりも暖かさを感じられます。また、寒い時期でもダイビングを楽しみたい場合は、ウェットスーツではなくドライスーツを着用しましょう。ドライスーツは中に水が入ることがないので、水着ではなく普通の服でダイビングができます。

快適な着心地

とくに夏場は、肌が汗ばんで生地が張り付いてしまい、ウェットスーツが着にくいです。ウェットスーツを着た後も、上半身がウェットスーツの裏地に張り付いたり擦れたりしやすいため、快適さが損なわれてしまします。素肌の上にラッシュガードを着ることで、着替えの際やダイビング中も快適に過ごせます。

ウェットスーツが着脱しやすくなる

フィット感がありタイトなウェットスーツは、肌が濡れていると着にくいといった特徴があります。しかし、ラッシュガードはつるつるした素材で乾きやすいため、着用しているとウェットスーツを着やすい点がメリットのひとつです。一日に何本もダイビングをする場合は、濡れた状態でウェットスーツを着脱する場合がほとんどです。着脱のストレスを減らすためにも、ウェットスーツの下にはラッシュガードを着用しましょう。

 

まとめ

ダイビングではラッシュガードの着用が必須であり、ラッシュガードの下にはダイビングに適した水着の着用がおすすめです。男性の場合は、丈がひざより短く、タイトなシルエットの水着を選びましょう。着心地やシルエットが気になる場合はインナーを合わせ、装飾がついている水着は適していません。上半身のカバーや日焼け予防をしたい方は、ラッシュガードを着用しましょう。

ダイビングに適した水着を用意していれば、ほかのダイビング機材はショップでレンタルできるケースがほとんどです。「東京ダイビングスクール Beyond」でも機材レンタルを行っているため、水着さえあればダイビングライセンスの講習が受けられます。本格的にダイビングを始めたい方は、19,800円で世界基準の講習が受けられる「東京ダイビングスクール Beyond」をぜひご利用ください。