ダイビングのウェア・器材
2023年09月07日

女性に適したダイビングの水着とは?選び方やおすすめアイテムを紹介

ダイビングする女性
人気の高いアクティビティのひとつであるダイビングは、快適かつ安全に楽しめる準備が大切です。とくにダイビング中の服装には気を配る必要があり、水着の選択肢が多い女性は、どういったものを選ぶべきか迷ってしまうのではないでしょうか。今回は、女性に適した水着の選び方や不向きの水着の特徴、女性におすすめのインナーについて解説していきます。

 

ダイビングでの水着の役割

女性・男性に関わらず、ダイビングでウェットスーツの下には水着を着ることが推奨されています。ダイビングに水着を着用するには、以下の目的があります。

 

  • 肌を保護するため
  • 衛生面を保つため
  • 人前でウェットスーツを脱ぎ着するため

 

肌を保護するため

ダイビング中はウェットスーツの着用が必要であり、素肌に直接ウェットスーツを着ると、肌が擦れたりかぶれたりといったトラブルを引き起こす可能性があります。とくに肌が弱い部分は傷つきやすいため、水着を着ることでウェットスーツの摩擦から肌を保護できます。

衛生面を保つため

初心者ダイバーや体験ダイバーのほとんどが、ダイビングショップでウェットスーツをレンタルします。レンタルのウェットスーツは多くの方が着用するため、素肌で着用することに抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。ウェットスーツに水着を着用することで、衛生面を保てます。自分自身だけでなく、ほかのダイバーの衛生面にも配慮できるのもメリットです。

人前でウェットスーツを脱ぎ着するため

ダイビングに必須のウェットスーツは締め付けが強く、休憩時や水中にいるとき以外はウェットスーツの上半身を脱ぐケースが多いです。ウェットスーツを素肌で着てしまうと人前で脱げず、苦しい状態が続いてしまいます。ウェットスーツを長時間着続けると熱がこもり熱中症を発症する可能性もあるため、人前でウェットスーツを脱ぐためにも水着を着用しましょう。

 

女性におすすめの水着の選び方

女性の水着にはさまざまな種類があり、ダイビングにはどの水着を着るべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。快適かつ安全にダイビングを行うためには、以下のポイントで水着を選びましょう。

 

  • デザインのシンプルさ
  • サイズとフィット感
  • 利便性の高さ

 

デザインのシンプルさ

ダイビング時の水着の目的は、人に見せるためではなく、快適かつ安全なダイビングを行うためです。ダイビングをする際はファッション性を考慮せず、デザインがシンプルな水着を選びましょう。デザインがシンプルな水着には着脱しやすく、ウェットスーツの中でも動きやすいといったメリットがあります。シンプルな水着は流行り廃りがないため、一着持っていれば長年使い続けられます。

サイズとフィット感

ダイビング時の水着を選ぶ際は、サイズやフィット感にも考慮しましょう。小さすぎる水着は圧迫感が強く、ウェットスーツに加えてさらなる窮屈さを感じてしまうかもしれません。反対に大きすぎる水着を選ぶと水着の中に水が入ってきやすく、寒さを感じやすくなってしまいます。ウェットスーツを脱ぐときにずれる可能性もあるので、ダイビング時の水着は身体のサイズに合ったフィットするものを選びましょう。

利便性の高さ

ダイビングには、利便性の高い水着を選びましょう。とくに着脱しやすい水着を選ぶことで、ダイビング前後の着替えやトイレをスムーズに済ませられます。利便性の高い水着のひとつが、ビキニタイプです。一人で着脱がしやすく、上下が分かれているためトイレにすぐ行けるメリットがあります。

 

女性のダイビングに不向きの水着の特徴

ダイビングに向いていない水着は、主に以下の3つの特徴を持ったものです。

 

  • 大きな装飾品がついている
  • フリルが多い
  • 上下がセパレートになっていな

 

お手持ちの水着にこのような特徴がある場合は、ダイビング用に新しいものを新調するのも良いでしょう。

大きな装飾品がついている

女性の水着はデザイン性が高く、大きなリボンやビジュー、金具などの装飾品がついているものが多いです。しかし、このような大きな装飾品がついている水着は、ウェットスーツの下に着ると動きの邪魔になったり肌やウェットスーツの生地を傷めたりする可能性が高いため、ダイビングにはおすすめではありません。できるだけ凹凸の少ないフラットなものを選びましょう。

フリルが多い

女性の水着にはフリルがついているものが多いですが、ダイビング時にフリルが多い水着を着るのは避けましょう。水着の上にウェットスーツを着ることでフリルの部分がよれてしまい、ウェットスーツをきれいに着られなくなってしまうためです。フリルのせいで膨らんだ部分が皮膚を圧迫したり、フリルがウェットスーツのファスナーに食い込んだりと、さまざまなデメリットも生じてしまいます。

上下がセパレートになっていない

体型カバーなどのさまざまな理由から、女性の水着にはワンピースタイプも人気です。しかし、ダイビングの水着には、上下がセパレートになっていないワンピースタイプは適していません。上下がセパレートになっていない水着は着脱しにくく、トイレに行くときなどに時間がかかってしまいます。さらにお腹に生地があることで熱が奪われ、ビキニタイプよりもお腹が冷えやすくなる可能性も高いです。

 

女性のダイビングには水着+ラッシュガードがおすすめ

ダイビングのウェットスーツの下には水着が必要ですが、「水着だけでは心許ない」という方もいるのではないでしょうか。そのような方におすすめなのが、水着の上にラッシュガードを着ることです。ラッシュガードの着用をおすすめする理由には、以下の4つが挙げられます。

 

  • 肌の露出を減らせる
  • 紫外線を予防できる
  • 寒さを和らげる
  • ウェットスーツが着やすくなる

 

肌の露出を減らせる

休憩時やダイビングの前後でウェットスーツを脱ぐ場合、水着だけでは肌の露出が気になるという方も少なくありません。ラッシュガードを着ることで、腕や胸元、お腹周りの気になる肌の露出を減らせます。ワンピースタイプの水着はダイビングに適していないため、ビキニの着用に抵抗のある方にはラッシュガードがおすすめです。

紫外線を予防できる

直射日光の下で行われるダイビングは、空からだけでなく水面に反射される日差しも浴びるため、陸上よりも日焼けしやすいです。ウェットスーツにも紫外線を防止する役割がありますが、休憩時などウェットスーツを脱ぐ機会は多く、水着だけだとそのタイミングで日焼けしてしまいます。徹底的に日焼けを予防したい方は、長袖のラッシュガードを着ることがおすすめです。

寒さを和らげる

ラッシュガードは風を通しにくい生地であるため、水着だけでウェットスーツを着るよりも寒さを感じやすくなります。ただし、ラッシュガード自体には保温性がありません。寒い時期でもダイビングを楽しみたい場合は、ウェットスーツではなく、水の侵入を完全に防げるドライスーツがおすすめです。

ウェットスーツが着やすくなる

フィット感がありタイトなウェットスーツは、肌が濡れていると着にくい特徴があります。しかし、ラッシュガードはツルツルした素材で乾きやすいため、着用しているとウェットスーツを着やすいのがメリットです。一日に何本もダイビングをする場合は、濡れた状態でウェットスーツを着脱することが多いです。着脱のストレスを減らすためにも、ウェットスーツの下にラッシュガードを着用しましょう。

 

まとめ

女性用の水着にはさまざまな種類がありますが、ダイビングに適しているのはデザインがシンプルで身体にフィットし、上下がセパレートになったビキニタイプの水着です。ダイビング中はウェットスーツの着用が必須であり、ウェットスーツの下に水着を着ないと、快適性や衛生面を損ねてしまいます。たとえ体験ダイビングであっても、快適かつ安全なダイビングのためには適した水着を着用しましょう。

ダイビングにあった水着さえ用意していれば、多くのダイビングショップでは、ウェットスーツやダイビング機材のレンタルが可能です。「東京ダイビングスクール Beyond」でもウェットスーツのレンタルを行っており、手ぶらでライセンス取得のための講習を受けられます。快適にダイビングを楽しみたい方は、世界基準以上の良質なカリキュラムを学べる「東京ダイビングスクール Beyond」をぜひご利用ください。