ダイビングの6つの基本技術とは?器材の準備や潜行方法を詳しく紹介

 

ダイビングの技術で押さえるべきポイントはいくつかあります。使用する器材の使い方はもちろん、潜降・移動方法や適切な呼吸法など、きちんと学ばないと命を危険にさらすことになります。

そこで今回は、ダイビングの6つの基本技術と、実際の器材の準備や潜降の仕方を見ていきましょう。

1.ダイビングの技術の基本技術6つを抑えよう!

ダイビングの技術で大切な、以下の基本テクニック6つをまとめてみました。

1-1.マスククリア

マスククリアとは、マスク内に入ってきた海水を外に出す技術です。慌ててしまうと疎かになってしまうので注意してください。少し上に視線を向け、マスクをしっかり手で押さえてから鼻から息を吐くと、マスクの下から水が輩出されます。

1-2.中性浮力

水中を自由に移動するには、自分の意思で浮き沈みしない状態を保つ中性浮力をコントロールできないといけません。装備浮力・意思浮力・変動浮力を、機器の操作と呼吸で操れるようになりましょう。

1-3.フィンキック

海中を移動するときの必須技術です。数種類ありますが、基本的には大きく上下にキックする「タテキック」ができるとよいでしょう。フィンで水の抵抗を感じながら、膝を伸ばしたまま太ももをしっかり動かし、足全体を使ってキックします。

1-4.ハンドシグナル

水中では音が伝わらないので、手を使って自分の意思を伝える必要があります。エア切れのときに行うサインのなど、代表的なものをいくつかチェックしておき、相手が何をしたいのかも理解できるようになりましょう。

1-5.耳抜き

潜ったときに水圧で鼓膜に負荷がかかり、耳の奥が痛くなるのを防ぐ技術です。一般的なのは「唾をのむ」「顎を動かす」「鼻をつまんで鼻から息を出す」この3つの方法があります。「鼻をつまんで鼻から息を出す」方法は最初は優しく力を入れ、耳抜きができたらそれ以上の力を入れないようにしましょう。力が強すぎると耳を傷める事があるので、注意してください。

そしてタイミングが重要になります。まず水面で行い、潜降中は痛くなる前に早めに行うことが成功率を上げる秘訣です。

1-6.緊急時の対応法

ダイビング中は陸地とは違う環境の中で体を動かさなければなりません。呼吸が速くなったり、ふくらはぎがつったりするので、突発的な状況の対応方法を抑えておくべきです。バディの意識が戻らなかったときの人工呼吸など、適切な対処法を身に付けましょう。

2.ダイビング器材の準備と設置

まずはタンクの状態を確認しましょう。タンクが充填済みかどうかをチェックしますが、キャップのないタンクは使用してはいけません。キャップを外したときにガスやオイルの匂いがしなければ、Oリングが付いているか確かめます。

次はBCDのチェックです。タンクバルブを右側にし、固定するベルトを通して高さを調整します。タンクと同じ高さかBCDの方が高くなるようにセットしたら、ロックするようにしましょう。

初心者には難しいレギュレーターのセッティングにもコツがあるので、慣れるまでは練習してみるのもよいでしょう。ヨークスクリューを持ち上げ、垂れたホースをつかみ、そしてBCD用の中圧ホースの向きとBCDを合わせるとスムーズにつなげられます。

ヨークスクリューを緩めてタンクとつなげ、中圧ホースも接続したあとは、ダイビング器材が正常に動作するか確認しましょう。

3.実際に潜降する

実際に潜行するときは、基本的な姿勢で下降する「フィートファースト潜降」で潜るようにしましょう。直立した姿勢で顔を水面に出し、そして空気を適切に抜けば何もせずに体が潜行します。パワーインフレターホースを持ち、BC内の空気・息を吐いて肺内の空気を出すだけでOKです。

一気に潜っていきたいなら「ヘッドファーストダイビング」をマスターしておくと便利です。ただし、耳抜きがスムーズにできないと鼓膜を痛めるので、中級~上級者向けの潜行方法になります。姿勢を変える、フィートファーストに起こすなど、体が慣れるまで練習しましょう。

また、エントリー前にBCの空気を空にしておき、腰を折り曲げながら行うとスムーズに体が逆さになるので、より自然に潜行できるようになります。ドライスーツの着用時には、完全に空気を抜かないと逆さの姿勢にならないので注意してください。

4.ダイビング中の呼吸法

ダイビング技術でも重要なのは呼吸法です。慌てずに平静心を保ち、鼻呼吸をせずに口で呼吸し続けることを常に意識しましょう。慣れないうちは鼻呼吸になりがちですが、冬のガラスのようにマスクが白く曇るので、レギュレーターを加えた口で自然に呼吸するようにしてください。

口呼吸がうまくできないと、体内に酸素が運ばれずに体調が悪化してしまう危険性もあるので、レギュレーターをしっかり維持したまま呼吸できるようになりましょう。最初は水中での呼吸に対する不安で、マウスピースを壊してしまうこともあるかもしれません。

フィンキックと呼吸を連動させるように意識すると、深呼吸するようにゆっくりと息を吐けるようになります。エアの消費量も抑えられるので、長時間のダイビングが可能になります。

まとめ

ダイビングの技術をマスターするには、頭で理解するだけでなく、緊急時でも自然に体が動くようになるまで繰り返した方がいいでしょう。ただ、基本の潜行テクニックを習得するには、正しい技術と指導力を持ったインストラクターに学ぶのが一番の近道です。ダイビングの技術を学びたいのであれば、ぜひ「東京ダイビングスクールBeyond」へ気軽にお問い合わせください。

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