ダイビングのウェア・器材
2023年12月09日

【シュノーケリング】安全に楽しむためにおすすめの服装とは?持参したいアイテムについても解説

シュノーケリング
シュノーケリングを始めたばかりの場合、「どの時期にどのような服装がベストなのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。シュノーケリングは季節を問わず楽しむことができるマリンレジャーですが、行う時期や海の水温別で必要な服装が変わってきます。

こちらでは、シュノーケリングの初心者の方へ向けて、シュノーケリングでおすすめの服装を「海の水温別」「季節別」で解説していきます。また、その他に持参したいアイテムや、あると便利なものについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

シュノーケリングとは

シュノーケリングとは、ダイビングのように深く潜ることなく、気軽に遊泳を楽しめるマリンレジャーのひとつです。マスク(ゴーグル)とシュノーケルと呼ばれる呼吸用のパイプを装着して、水面に顔をつけて行いますので、息をしながら快適に海中の生物の様子を観察できるのが特徴です。

浅瀬を歩きながら、足が届かない海では泳ぎながら行いますので、太陽の光を浴びることになります。また、天候によっては水から上がった時に寒く感じることも少なくありません。状況や季節によって必要な服装やアイテムを準備して、安全にシュノーケリングを楽しみましょう。

 

【海の水温別】シュノーケリングでの服装

海の水温別で考えた場合、シュノーケリングでは、メンズ・レディースを問わず以下のような服装の組み合わせが基本となります。

 

シュノーケリングでの基本の服装

水温が高い海

水着+レギンス+ラッシュガード+帽子(+サーフパンツ)

水温が低い海

水着+ウェットスーツ(+ラッシュガード)

 

それではそれぞれのケースについて、服装アイテムをひとつずつ詳しく解説していきましょう。

【シュノーケリングでの服装】水温が高い海の場合

沖縄などエリア的に温かい場所の海や、夏場の関東などでシュノーケリングを行う場合の服装は、基本的に次の4つをそろえておきましょう。

水着

気温に関わらず、シュノーケリングを楽しむ際には水着が必須となります。気温や水温によって、その上にラッシュガードなどのアイテムを重ねて着用することも多いですので、重ね着がしやすいものを選びましょう。また、水着は濡れると着脱が大変になりますので、ワンピース型よりもセパレートタイプのほうがおすすめです。

レギンス、トレンカ

水中散歩を水面付近から楽しむシュノーケリングでは、体勢的に首の後ろ側・背中・脚全体の裏側などが日焼けしがちです。浅瀬の場合には、脚の裏側の日焼けにまで気が回らず、気づいた時にはヒリヒリとした状態になってしまうこともあるでしょう。そこでおすすめなのがレギンスやトレンカです。

シュノーケリングで油断しがちな、下半身の日焼けを防げます。レギンスのぴったりした見た目が得意ではない方は、その上にサーフパンツを履くとよいでしょう。

ラッシュガード

温かい海のあるエリアでは、日差しが強い傾向にあります。シュノーケリングでは日焼け止めクリームをつけて日焼け予防をする方も多いですが、長時間では海水や汗で流れてしまうことも少なくありません。ラッシュガードを着用すれば、日焼け止めが流れてしまっても安心です。

ラッシュガードには、ジッパータイプや頭からすっぽりかぶるタイプなどさまざまありますが、長袖がおすすめです。また、泳ぎやすさでいえば、フードのついていないものが便利でしょう。

帽子

強い日差しの中、海へ移動する際や、休憩したり磯遊びをしたりする際に、帽子があると助かります。「気がついた時には、髪の毛や頭皮が日焼けして傷んでしまっていた」ということが多いのが、マリンレジャーでのあるあるですので、ぜひ持参アイテムに加えておきましょう。できれば首の後ろ側までUVカット仕様になっている帽子だと、より頼りになります。

【シュノーケリングでの服装】水温が低い海の場合

エリア的に水温が低い場所や、真冬にシュノーケリングを行う場合は、基本的に次の2つをそろえて、寒さから身体を守れるようにしましょう。

水着

ウェットスーツのインナーとして、まずは水着を着用します。この場合も、着脱のしやすさからセパレートタイプの水着がおすすめです。陸に上がった際に暑い場合、ウェットスーツを上半身だけ脱ぐこともあります。中に水着を着ていれば、そのような際にも気兼ねすることなく、ウェットスーツを脱ぐことが可能です。

ウェットスーツ

ウェットスーツといえば、サーフィンやダイビングをする際に着用するイメージが強い方もいるかもしれません。実は、寒い海でシュノーケリングを楽しむ際にも活躍します。保温性に優れているだけでなく、クラゲや岩礁などから身体を保護し、日焼け予防にもなります。また、いざという時にウェットスーツを着ていれば、浮力を得ることも可能です。

ウェットスーツの価格はさまざまですが、シュノーケリングをするチャンスがそう頻繁にはないという方は、レンタルする方法もあります。あまりに水温が冷たい場合には、「水着+ラッシュガード+ウェットスーツ」の組み合わせで着用するのもおすすめです。

 

【季節別】シュノーケリングでの服装

シュノーケリングを安全に楽しむために、季節で見た場合におすすめの服装も把握しておきましょう。こちらでは、シュノーケリングができるシーズンをおおまかに3つに分けています。

【シュノーケリングでの服装】春・秋(3~4月,11~12月)

春・秋は、日差しが強くて暑さを感じる日も多いですが、水温は低いというケースもありますので、服装を決める際は要注意です。そのため、次の4つのアイテムを準備していくとよいでしょう。

 

<春・秋のシュノーケリングで準備しておきたいアイテム>

  • 水着
  • レギンス
  • ラッシュガード
  • ウェットスーツ

 

気温や水温に合わせて重ね着したり、脱いだりできるようなものがあると安心です。ウェットスーツには、全身がつながっているタイプだけでなく、着脱が楽にできる「タッパー」という上半身のみのものもあります。春や秋などにシュノーケリングをする場合には、ひとつあると便利でしょう。

【シュノーケリングでの服装】夏(5~10月)

紫外線がもっとも強い時期にシュノーケリングを楽しむ場合は、とくに思わぬ日焼けで肌を傷めないように注意したいところです。前述の「水温が温かい海の場合の服装」と同様のアイテムが必須です。できるだけ肌の露出を控えるような服装を意識し、帽子も速乾性のあるものを選ぶとよいでしょう。

 

<夏のシュノーケリングで準備しておきたいアイテム>

  • 水着
  • レギンス
  • ラッシュガード
  • 帽子

 

【シュノーケリングでの服装】冬(1~2月)

気温も水温も低いシーズンにシュノーケリングを行う場合は、体温を保てる服装にすることが大切です。前述の「水温が低い海の場合の服装」と同様のアイテムが必須ですが、水着の代わりに保温性のある専用のインナーを着用するのもおすすめです。保温効果のあるインナーを着用すれば、寒い冬のシュノーケリングでも体温が奪われにくくなるため、快適に楽しめるでしょう。

 

<冬のシュノーケリングで準備しておきたいアイテム>

  • 水着
  • ウェットスーツ
  • 保温性インナーなど

 

【シュノーケリング】その他の持ち物

シュノーケリングをする際に、通年で準備しておいたほうがよい持ち物についてもご紹介します。

 

必ず持参したいアイテム

マスク(ゴーグル)、シュノーケル、フィン(足ひれ)ライフジャケット、タオル、上着

あると便利なアイテム

日焼け止め(ウォータープルーフ)、マリングローブ、シュノーケリングソックス、防水カメラ、ばんそうこう

 

マリングローブを身につけておけば、岩・珊瑚・クラゲなどから身を守れます。また、シュノーケリングソックスは、フィンをつける時に足を摩擦から保護してくれる他、フィンを外した状態でも海中の岩やクラゲによるケガを防いでくれますのでおすすめです。

 

まとめ

シュノーケリングは、海に深く潜ることなく、海中生物の観察を気軽に楽しめます。ただし、屋外での活動となりますので、体調を崩さないためにも、水温や季節に合わせて服装を選ぶことが大切です。

シュノーケリングでの基本的な服装は水着ですが、日焼けやケガ予防のためにレギンスやラッシュガード、帽子などをプラスしたり、保温を目的にウェットスーツを加えたりすることで、より快適に過ごせます。急な天候の変化でも困らないように、必要なアイテムをしっかりと準備して持参しましょう。

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