ダイビングスポット
2023年09月28日

伊豆でダイビングするならここ!エリアごとのおすすめスポットをご紹介

伊豆の海
伊豆は国内でも屈指のダイビングスポットのひとつであり、関東地域はもちろん、東海や関西からもダイバーが集まる場所です。伊豆のダイビングスポットは主に3つのエリアに分かれており、それぞれの特色を知っておくとより楽しめます。そこで今回は、伊豆のエリア別おすすめダイビングスポットをご紹介します。

 

伊豆のダイビングの特徴

静岡県に位置する伊豆半島は、水質調査鑑定AAランクのビーチが点在するエリアで、ダイビングポイントも数多くあります。冬場でも比較的温暖な地域で、季節を問わずダイビングが楽しめるのが特徴です。

伊豆のダイビングスポットがあるエリアは、主に東・南・西に分かれます。ここでは、それぞれのエリアの詳しいダイビングスポットをご紹介します。

伊豆のダイビングで見られる生物は?

伊豆は山に囲まれており、山のミネラルを豊富に含んだ水が、川から海へ流れ込む地形となっています。そのため、季節ごとに種類豊富な海中生物が観察できるのが特徴です。伊豆で見られる代表的な海中生物には、以下が挙げられます。

 

  • カエルアンコウ
  • ダンゴウオ
  • キアンコウ
  • マツカサウオ
  • マトウダイ
  • クマノミ
  • アカカマス
  • ウミウシ

 

伊豆の海は透視度も高いため、水中生物の鮮やかな姿を観察できるでしょう。

 

東伊豆

東伊豆

東伊豆は、東京から2時間程度とアクセスが良く、日帰りダイビングも可能なエリアです。また、初心者向けのスポットも多くあります。ここでは、代表的な以下のスポットをご紹介します。

 

  • 伊豆山
  • 熱海
  • 初島
  • 宇佐美
  • 伊東
  • 川奈
  • 伊豆海洋公園

 

伊豆山

伊豆山は、最大水深が20mと浅めであり、流れもほとんどなく穏やかなので、初心者でも安心して潜れるスポットです。お花畑のように水面に突き出した、カラフルなソフトコーラルが見どころです。ソフトコーラルの周辺には、ウミウシやエビ類が生息しており、マクロな生物たちを観察できます。

熱海

熱海には、巨大な沈船や小曽我洞窟など、冒険気分を味わえるスポットが多くあります。巨大船の付近では、サクラダイや回遊魚の群れを観察できます。小曽我洞窟は、11〜3月だけの限定スポットで、全長40mのトンネルから幻想的な景色を眺められる見ごたえのあるスポットです。洞窟内では、クロホシイシモチなどの魚の群れが見られる時もあります。

初島

初島は、熱海から定期高速船で約25分で行ける小さな島です。非常に潮通しの良いロケーションのため、回遊魚やキビナゴ、タカベの群れなど、豊富な生物が観察できます。野生のイルカが見られる時もあるそうです。季節によってさまざまな生物が現れるため、繰り返し行っても飽きないスポットです。

宇佐美

宇佐美は伊東市にある小さな町で、海と山の素朴な景色が楽しめるスポットです。ネコザメやエイ、ウミガメに高確率で遭遇できます。美しいソフトコーラル畑もあり、マクロ生物の観察も楽しめます。イソギンチャクに潜むクマノミや、カクレエビを撮影するのも楽しいでしょう。

伊東

伊東は、魚群が見どころのスポットです。秋にはブリ、カンパチなどの迫力ある回遊魚の群れを見られます。また、水深70m頃から出現するアーチや水路、ドロップオフなど山のような地形も楽しめます。

川奈

川奈は、初級者から上級者まで楽しめるスポットが豊富なのが特徴です。川奈ビーチでは、ウミガメやカエルアンコウ、ミジンベニハゼなどと出会えます。港からボートで5分ほどの「馬の背」では、馬の背のような形をした根があり、No.1~5までのブイのコース取りにより、異なる種類の生物を観測できます。

伊豆海洋公園

伊豆海洋公園は、国内初のダイビング施設です。南国の雰囲気あふれるリゾート施設としても知られ、ダイビング後もバーベキューや磯プールを楽しめます。ビーチからエントリーできるスポットでは、カエルアンコウやハナタツと遭遇できることがあります。また、5月半ば~9月までは、砂地でアオリイカの産卵を見ることも可能です。

 

南伊豆

南伊豆

南伊豆は山と海に囲まれており、伊豆半島の中でもとくに自然が豊かなエリアです。山々が連なる先端に位置するロケーションで、都心からのアクセスは悪い分、大物との出会いが期待できるスポットです。潮の流れが速い場所も多く、上級者でも楽しめます。

 

  • 須崎
  • 神子元島
  • 中木
  • 波勝崎

 

須崎

須崎のダイビングスポットの見どころは、白砂に潜むダンゴウオやウミウシです。水深が浅く、流れも穏やかなためゆっくりと、生物の観察や写真撮影を楽しめます。ボートポイントまで行くと、大型回遊魚やダイナミックな地形も見られます。

神子元島

神子元島は、弓ヶ浜の沖合9kmに浮かぶ無人島です。黒潮の影響が大きいエリアで、濃い魚影が観察できます。ハンマーヘッドシャークやアオウミガメ、カンパチの群れなど、大物と出会える確率の高いスポットです。

中木

中木は、伊豆半島最南端に位置するスポットです。磯釣りでも有名なスポットで、大量の魚を見られます。エダミドリイシやチョウチョウウオ、スズメダイなど、トロピカルな雰囲気を楽しめます。また、陸上・水中ともにダイナミックな地形も見どころです。

波勝崎

波勝崎は、野猿の生息地で有名なスポットです。ダイナミックな地形や潮の流れが速いことが特徴で、ハンマーヘッドシャークやジンベイザメなど、大物に出会えることもあります。タカベやイサキなどの魚群による圧巻の景色を見ることも可能です。

 

西伊豆

西伊豆

西伊豆は、火山が作り出したダイナミックな海岸線が特徴のエリアです。富士山の絶景を眺めたり、夕日を見たりするのにも適したスポットがあります。東海・名古屋方面からのアクセスが便利で、非常に人気のエリアです。

 

  • 雲見
  • 浮島
  • 田子
  • 安良里・黄金崎
  • 土肥
  • 井田

 

雲見

雲見は、地形の多彩さが人気のスポットです。ボートに乗って2分で着ける「牛着岩」では、トンネルやアーチ、ケーブなどの地形が楽しめます。また、1〜5の穴に潜れる「三競」では、幻想的に差し込む光の景色も見どころです。

浮島

浮島は、海底火山の痕跡が陸上でも水中でも見られるユニークなスポットです。とくに、溶岩が冷え固まる時にできる柱状節理が見どころです。また、多くのウミウシが見られ、レアな種類のウミウシを発見できることもあります。

田子

田子は、魚影の濃さが人気のダイビングスポットです。キンギョハナダイやイサキ、タカベなどの魚群を見られるほか、平たく伸びた根に生えるソフトコーラル畑も見どころです。5月中旬~9月中旬の期間限定で開くスポット「田子島」では、ソフトコーラルやテーブルサンゴなど、カラフルな水中の景色が楽しめます。

安良里・黄金崎

安良里・黄金崎には、ダイバーのために開放されている「黄金崎公園ビーチ」があります。芝生や四季折々の花畑もあり、ダイビング後の時間ものんびりと過ごせます。黄金崎ビーチは水深が浅く、初心者でも潜りやすいスポットです。ネジリンボウやミジンベニハゼ、イロカエルアンコウなどが観察できます。

土肥

土肥は、風の影響を受けにくい内湾に位置するため、気候に左右されずにダイビングができるスポットです。ボートで2〜3分の場所では、全長20mの沈船を含む大小10隻の沈船が見られます。豊富なボートポイントが特徴で、初級者から上級者まで楽しめるバリエーションとなっています。

井田

井田は、全長200mのビーチのどこからでもエントリーでき、豊富なコースで楽しめるスポットです。自分のペースでゆっくり潜れるセルフダイビングにも適しています。人の背丈ほどの大きさのウミトサカや、ウミウチワが見られることもあります。

 

まとめ

伊豆は、冬でも温暖な気候を特色としており、年間を通じてダイビングが楽しめるスポットです。山から流れ込むミネラル豊富な水や黒潮の影響を受け、豊富な生物を観察できます。また、火山が作り出したダイナミックな地形も見どころのひとつです。東京からアクセスしやすい伊豆でも、ダイビングを通じて豊かな自然を楽しめます。

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