ダイビングライセンス
2021年05月21日

ダイビングライセンスの取得はどこがいい?それぞれの特徴や選び方とは

 

美しい海の世界を体感するダイビングを本格的に楽しむには、ダイビングライセンスの取得がおすすめです。しかし、ライセンスにはいくつかの種類があり、それぞれの種類によって特徴や費用が異なります。

今回は、ダイビングライセンスの取得はどこがいいのかに加え、それぞれのライセンスの特徴や選び方のポイントについて解説していきます。

ダイビングライセンスとは

ダイビングライセンスとは、民間の指導団体が認定する、ダイビングに関する資格です。一般的に「Cカード」と呼ばれ、取得するには学科・実技講習を受ける必要があります。取得することで、ダイビングに必要な知識やスキルを証明可能です。

海の中で危険に巻き込まれるリスクを回避するためには、正しい潜水技術を学び、指導団体に認定してもらう必要があります。その認定を示すカードが、「Cカード」です。ダイビングには、酸素ボンベを背負って行うメジャーな潜水「スキューバ」のほかにも、「フリー」「シュノーケリング」などさまざまな種類があります。

ダイビングライセンスを持つメリット

ダイビングはライセンスを持たなくても行えますが、ライセンスを持つことで以下のメリットを得られます。

  • 深い海を自由に潜れる
  • 世界各国でいつでもダイビングできる
  • 毎回基本レッスンを行う必要がない

ライセンスを持たないダイビングは「体験ダイビング」と呼ばれ、12mまでしか潜れないだけでなく、常にインストラクターと行動しなければいけない制限が定められています。しかし、ダイビングライセンスを取得すると、最大18mの深度を自由に泳げます。

ダイビングライセンスは世界共通で有効期限がないため、一度取得すると世界各国でいつでもダイビングできるのもメリットです。体験ダイビングでは、毎回基本レッスンを受ける必要がありますが、ライセンスがあれば基本レッスンを省略してダイビングを楽しめます。

ダイビングライセンスの種類とその特徴

ダイビングライセンスはさまざまな民間の指導団体が発行しており、それぞれ特徴やライセンスの取得費用が異なります。ここからは、日本で取得できる5つの指導団体の特徴について解説していきます。

  • PADI
  • SNSI
  • NAUI
  • SSI
  • CMAS

PADI

PADIは、もっとも広く認識されているダイビングの指導団体であり、世界中の6割以上のシェアを占めています。 初心者からインストラクタートレーニングまで幅広いコースを提供しており、ダイバーが安全に楽しくダイビングに親しむプログラムを提供しているのが特徴です。PADIは、インストラクターのヒューマンエラーを防ぐためにさまざまな工夫をしており、トラブルに巻き込まれる心配もありません。

PADIのダイビングライセンスを取り扱っているショップやスクールは、全国各地に多くあるのも特徴のひとつです。費用相場は6〜7万円で、一般的に講習費・教材費・申請料・機材レンタル費・施設使用料・海までの移動費・宿泊費が含まれます。

SNSI

SNSIは、ダイビングの本場であるイタリア発祥のダイビング指導団体であり、2017年に日本に上陸しました。最新のデータを用いたトレーニングが特徴で、安全で確実な技術を持つダイバーを育てるために、ISO準拠の一般的な講習よりも多くの時間をトレーニングに充てています。

SNSIのダイビングライセンスの取得費用相場は、2〜4万円であり、ほかのライセンスよりも安いのが特徴です。ほかのライセンスよりも多くの講習を比較的安価で受けられるため、コスパの高いライセンスだと言えます。

NAUI

世界最古のダイビング団体とも言われるNAUIは、個々のニーズに合わせた柔軟な指導方法が特徴のダイビング指導団体です。個人指導アプローチを採用し、学生に最適なトレーニングを提供しています。PADIと同じく日本全国に提携ショップ・スクールがあるため、取得しやすいライセンスのひとつだと言えるでしょう。

NAUIは、ダイビングの登竜門であるオープンウォーターダイバーからインストラクターまで、数多くのコースを提供しています。コース料金は、場所や提供する内容によって異なりますが、8.8〜15万円が相場です。もっとも高額のコースでは、沖縄で海洋実習を受けられます。

SSI

SSIは、デジタル教育システムを導入し、柔軟な学習機会を提供するダイビング指導団体です。デジタル教育システムを使うことで、学科の勉強を自宅からオンラインで受講できます。SSIは海洋保護にも取り組んでおり、海洋生物に特化したダイビングのトレーニングに参加することも可能です。

SSIは、オープンウォーターダイバーからプロフェッショナルまでさまざまなコースを提供しており、ダイビングライセンスの取得費用相場は5〜6万円です。内訳には、講習費・実習費・教材認定料・機材レンタル料などが含まれます。

CMAS

ダイビング発祥の地であるフランスの指導団体であるCMASは、スキューバダイビングだけでなく、水中乗物や水中設備、水中科学などあらゆる水中活動を行っています。CMASのライセンスを保有しているダイバーは世界で600万人以上に及び、日本でも全国各地に加盟店があるのが特徴です。

CMASでは、オープンウォーターダイバーなどのレクレーショナルダイビングから、一般的なダイビングでは禁止されているテクニカルダイビングまで、さまざまなコースを提供しています。CMASのダイビングライセンスの取得費用は、5〜7万円が相場です。

 

ダイビングライセンスの選び方

上記のとおり、ダイビングライセンスにはさまざまな種類があり、ダイビングライセンスの取得はどこがいいか迷う方も多いでしょう。ここからは、ダイビングライセンスの選び方についてご紹介します。

  • 指導内容を比較して選ぶ
  • 信頼性の高い認定機関のライセンスを選ぶ
  • 費用や内訳を比較して選ぶ

 

指導内容を比較して選ぶ

ダイビングライセンスは、それぞれ指導内容の特徴や理念があるので、自分にあった内容のライセンスを選ぶことが大切です。

たとえば、忙しくてショップやスクールに何回も行くことが難しい方は、デジタル教育システムを導入しているSSIが適しています。安全なダイビングを行いたい方は、ほかのライセンスより学科講習や実技講習の時間が長いSNSIのダイビングライセンスを扱うショップやスクールがおすすめです。

信頼性の高い認定機関のライセンスを選ぶ

ダイビングライセンス選びで困ったら、世界のダイビング業界で広く認識されている認定機関を選びましょう。マイナーな認定機関の場合、海外のショップではライセンスとして認められない可能性があるためです。今回ご紹介した5つの機関は、国際的に広く認知されており、多くのダイビングスクールで採用されています。

コスパを比較して選ぶ

ダイビングライセンスの取得は決して安いものではないため、予算に合わせてダイビングライセンスを選ぶのもおすすめです。ただし、費用だけで比較すると、質の高い講習が受けられない可能性もあります。費用はあくまでも参考に、講習内容の中身や含まれる内訳などを確認して、ライセンスを選びましょう。SNSIはほかのライセンスと比べると費用相場が安く、多くの時間講習を受けられるので安心です。

ライセンス機関を決めたらダイビングスクールを選ぼう

スクール選びのポイントは、以下の2点です。

・通いやすさ

取得までに複数回通ったり、取得後にスクール開催のツアーへ参加したりと、ダイビングのスクールは何かと長い付き合いになります。そのため、好立地のスクールを選びましょう。

・カリキュラムの柔軟さ

ダイビングの習得度は、泳力によって差が出やすい傾向にあります。生徒の泳力に応じて柔軟なカリキュラムを組んでくれるスクールであれば、安心して通えるでしょう。

1つのライセンス機関にも、ランク別に種類がある

1つのライセンス機関の中でも、ランク別に種類が分かれています。例として、SNSIであれば以下のような種類があります。

  • スクーバダイバー
  • オープンウォーターダイバー
  • アドバンスド・アドベンチャーダイバー
  • アドバンスド・オープンウォーターダイバー
  • レスキューダイバー
  • マスターダイバー

まずは、オープンウォーターダイバーの取得を目指しましょう。さらなるスキルアップを目指したくなった際はご相談ください。

まとめ

ダイビングライセンスにはさまざまな種類があり、どこで取得したらいいのか、迷ってしまう方も多いでしょう。今回ご紹介した5つのダイビングライセンスの特徴を参考に、自分にあった種類のライセンスを選びましょう。

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