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2023年12月02日

沖縄の海はいつまで遊べる?ベストシーズンや海開きの時期を解説

沖縄の海
夏の沖縄旅行を予定したとき、「海はいつまで入れるのか」「海開きはいつまでか」など、マリンスポーツ・海水浴にかかわるポイントが気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、沖縄の海はいつまで入れるのかにフォーカスして解説します。

沖縄のエリア別に、ピックアップしたビーチの特徴も解説しています。海に入るベストシーズンや海に関する注意点にも触れているので、沖縄旅行を計画する際はぜひ参考にしてみてください。

 

沖縄の海開きは3月下旬~10月頃

沖縄では、3月下旬~4月中旬頃に海開きが始まり、海に入れるのは10月頃までです。ただし、この期間中に必ずしも海で遊べるとは限りません。

沖縄であっても、3月下旬の水温は22℃前後しかない年もあります。海に入れる目安は水温23℃以上(大人の場合)なので、気候によっては4月まで待たなければなりません。沖縄の海で遊べるベストな時期はいつ頃なのか、詳しく見ていきましょう。

海で遊べるシーズンは6月下旬~10月が目安

沖縄で海水浴やマリンスポーツが楽しめるのは、気候の安定する6月下旬~10月が目安です。前述したように、3月下旬頃は気候が安定せず、水温が低い可能性もあります。

さらに、沖縄の梅雨は、5月~6月中旬にかけて続きます。10月以降は水温が徐々に下がり始めるので、沖縄の海が楽しめるベストなシーズンは6月下旬~10月です。沖縄は他の都道府県より海開きが早いものの、遊べるシーズンは想像以上に限られています。旅行の際は、気象情報にも目を通しておきましょう。

 

沖縄の海で遊ぶときの注意点

沖縄の海で遊ぶときは、以下3つの注意点も頭に入れて、現地でのリスクを防ぎましょう。

 

<沖縄の海で遊ぶときの注意点>

  • 海開き=泳げるとは限らない
  • 7~9月はクラゲの被害が多い
  • 梅雨や台風の情報を事前にチェック

 

海開き=海水浴シーズンとは限らない

海開きとは、「神事の開催」「砂浜のレジャー使用許可」などの意味も含まれているため、必ずしも海で遊べるとは限りません。「沖縄の海開きは3月下旬~10月頃」でも解説したとおり、沖縄の海開きは3月下旬~4月中旬ですが、この時期は水温が低いケースもあります。

安全に泳げるとは限らないため、マリンスポーツ・海水浴を目的に沖縄の海へ向かう際は、水温のチェックや遊泳の可否なども確認しましょう。とくに注意が必要なのは、監視員のいないビーチです。

たとえば、沖縄県久米島には、遊泳可能期間が通年のビーチがあります。海に入るかどうかは自己責任なので、あらかじめ気象情報をチェックしなければなりません。「海開き=泳げる」とは限らないことを頭に入れておき、ビーチや気象情報の確認を欠かさないようにしましょう。

7~9月はクラゲの被害が多い

沖縄県では、7~9月にクラゲ被害が多くなるため、泳ぐ際は注意が必要です。中でも注意が必要なのは「ハブクラゲ」です。カサ部分が半透明なので海上から見えにくく、水深50㎝あたりの浅瀬にも出没します。

クラゲによる被害を最小限に抑えるには、以下の方法を実践しましょう。

 

<クラゲ被害を最小限に抑える方法>

  • クラゲネットのある海で泳ぐ
  • ウエットスーツや長袖のTシャツ・スパッツを身につける(肌の露出を減らす)

 

クラゲネットとは、クラゲの侵入を防ぐため、ビーチの遊泳ポイントに設置されるネットです。クラゲネットの有無はビーチによって異なるので、公式サイト・旅行サイトなどで確認しましょう。

ただし、上記の方法で必ず対策できるとは限りません。あくまでも被害を最小限に抑える方法なので、クラゲを発見したときは速やかに海から上がりましょう。ベストシーズンに海を最大限楽しむためにも、できる限りの対策を講じておきましょう。

梅雨や台風の情報を事前にチェック

沖縄の海に入れる時期は梅雨や台風と重なりやすいので、事前に気象情報をチェックしなければなりません。気象状況が不安定な時期は、次のとおりです。

 

<気象状況が不安定な時期>

  • 梅雨:5~6月
  • 台風:8~9月

 

梅雨・台風の時期に重なると、降水量は約250㎜/月に達します。同じ時期、東京は140~220㎜/月程度なので、沖縄がいかに梅雨・台風の影響を受けやすいエリアかわかります。

気象状況として比較的安定しているのは、降水量が平均200㎜/月を下回る7月です。もちろん、台風の影響を受けないとは限りませんが、少しでもリスクを抑えたい方は7月を狙って旅行に出かけましょう。

 

沖縄のエリア別にビーチの特徴を解説

沖縄のエリア別に、各ビーチの特徴を解説します。海開きの時期や特徴などを解説するので、沖縄へ旅行する方はぜひ参考にしてみてください。

 

【エリア別のビーチの特徴】

 

海開きの目安

特徴

本島北部

4月1日~10月末

観光・リゾートスポットが多い

本島南部

4月中旬~10月末

マリンレジャーを楽しみやすい

離島エリア

(石垣島・宮古島など)

通年が多い

観光・海水浴・マリンアクティビティなどが楽しめる

 

 本島北部

本島北部は、瀬底ビーチやオクマビーチなど観光・リゾートスポットが多く、管理されたビーチを楽しめるエリアです。本島北部のビーチをいくつかピックアップするので、海開きの時期や特徴を見ていきましょう。

 

【本島北部のビーチ】

ビーチ

海開き

入場料

特徴

オクマビーチ

通年

・大人:1,500円
・子ども:1,000円

※ホテル宿泊客は無料

・約1㎞のプライベートビーチ
・シュノーケリングやダイビングなども楽しめる

古宇利ビーチ

4月下旬~10月中旬

無料

・遠浅で海水浴がしやすい
・クラゲネットや監視員が設置され家族でも楽しみやすい

エメラルドビーチ

4月1日~9月末

無料

・エメラルドグリーンの美しい海が広がる
・売店や無料シャワーあり

瀬底ビーチ

4月中旬~10月末

無料

・本当屈指の透明度
・監視員やライフセーバー常駐

 

上記のとおり、本島北部のビーチは設備やサービスが充実しており、お子さま連れでも楽しみやすいエリアです。有料のビーチもあるので、利用する際は事前に料金の有無を確認しておきましょう。

本島南部

本島南部には、沖縄最大の人工ビーチ「オリオンECO美らSUNビーチ」があり、海水浴はもちろん、BBQやマリンスポーツなど各種レジャーが楽しめます。他のビーチも含め、各ビーチの特徴を見ていきましょう。

 

【本島南部のビーチ】

ビーチ

海開き

入場料

特徴

ニライビーチ

通年

無料

クルージングやグラスボートなど各種レジャーあり

宇堅ビーチ

4月22日~10月31日

無料

BBQやマリンスポーツの設備あり

伊計ビーチ

通年

・大人:400円
・子ども:300円

フライボードやバナナボートなど各種マリンスポーツあり

オリオンECO美らSUNビーチ

4月1日~10月31日

無料

・沖縄最大の人工ビーチ
・ビーチバレーやBBQなど各種レジャーあり

 

本土南部には、1年を通して遊泳できるビーチがあるほか、マリンスポーツ全般が楽しめるスポットもあります。監視員やクラゲネットなども設置されているため、家族連れでも安心して楽しめるでしょう。

 

離島エリア(久米島・宮古島など)

離島エリアは観光名所が多いほか、国内を代表するビーチも点在しています。1年を通して開放されるビーチが多いものの、利用は自己責任なので注意しましょう。

沖縄の離島へ旅行する際は、以下の情報も参考にしてみてください。

 

【本島南部のビーチ】

ビーチ

海開き

入場料

特徴

イーフビーチ

通年

無料

・長さ2㎞の天然ビーチ
・遠浅で波が穏やか

ハテの浜

通年

無料

※有料の渡船で現地へ移動

・全長7㎞の砂州
・東洋一といわれる絶景が広がるビーチ

パイナガマビーチ

4月1日~10月31日

無料

・地元から愛される穏やかなビーチ
・トイレやシャワーなどの設備あり

シギラビーチ

通年

1,100円

※ホテル宿泊者は無料

・100種以上の熱帯魚やウミガメに出会える
・各種マリンアクティビティも楽しめる

 

上記のとおり、離島エリアには観光・海水浴・マリンアクティビティなど、多種多様な目的で楽しめるビーチがいくつもあります。

遊泳可能期間が通年のビーチは多いものの、海へ入る際は旅行会社や現地のホテルなどへ確認を取りましょう。水温が低ければ事故に発展する恐れもあるので、事前の確認・相談が欠かせません。

 

まとめ

沖縄では、3月下旬~10月にかけて海開きが行われます。しかし、このすべての期間中、安全に海へ入れるわけではありません。時期に応じて、以下の注意点を頭に入れておきましょう。

 

<時期別の注意点>

  • 3~4月:海水温が低い可能性がある
  • 5~6月:梅雨と重なる
  • 8~9月:台風による被害のリスク

 

上記を踏まえると、沖縄の海で遊ぶベストなシーズンは、7月 もしくは 10月です。11月以降は沖縄でも寒くなるため、マリンスポーツ目的で海へ入る際は注意しましょう。

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