ダイビングスポット
2023年11月06日

与那国島のおすすめダイビングスポット!ハンマーヘッドシャークに会える場所もご紹介

与那国島
与那国島は日本最西端の島で、ハンマーヘッドシャークが見られるダイビングスポットとしても有名です。琉球王国の文化も色濃く残っており、水陸ともに見どころが数多くあります。今回は、与那国島のおすすめのダイビングスポットと、ハンマーヘッドシャークに会える場所をご紹介します。

 

与那国島の基本情報

与那国島は、沖縄本島から南西へ約510kmのところに位置する日本最西端の島です。与那国島は、サンゴが隆起してできた八重山諸島の島々と異なり、断崖や急崖が多い特徴的な地形になっています。

古くは独立王国である琉球王朝が存在しており、沖縄独特の文化が色濃く残っている地域です。島内一周約25kmで、車では1日で1周できます。フォトジェニックな風景も多く、水陸ともに見どころの多い島です。

 

与那国島へのアクセス方法

与那国島へは、飛行機かフェリーでアクセスできます。飛行機は、那覇から約1時間20分、石垣島から約30分で到着します。フェリーは石垣島から出港する「フェリーよなくに」が運行しており、所要時間は約4時間です。フェリーは週2便しか運行していないので、ゆとりのあるスケジュールを組むことをおすすめします。

 

与那国島のダイビングをおすすめする理由

与那国島の海

与那国島のダイビングをおすすめする理由として、以下の3つが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

  • ハンマーヘッドシャークの大群が見られる
  • 大物に遭遇できる
  • 迫力のある海底遺跡

 

ハンマーヘッドシャークの大群が見られる

与那国島の最西端の岬である西崎は、ハンマーヘッドシャークが見られる海として有名です。潮の当たりのいい時には、ハンマーヘッドが川のように流れていく「ハンマーリバー」と呼ばれる光景が見られることもあります。多い時には数百尾の大群で現れることもあり、迫力のある姿が観察できます。

大物に遭遇できる

西崎周辺の海では、バラクーダやギンガメアジの群れ、ジンベエザメなどにも遭遇できます。ハンマーヘッドのシーズンではなくても、大物に会える確率は高く、一年中楽しめるスポットです。

迫力のある海底遺跡

海底遺跡の探索も、与那国島ダイビングならではの魅力です。島の東南側には、250m×150m×25mの階段状の巨岩があり、神殿のような佇まいを見せています。考古学者の調査が入ったこともありますが、古代人の遺跡なのか自然の創造物なのかは明らかにされておらず、謎に包まれたスポットです。

 

与那国島のおすすめダイビングスポット10選

与那国島ダイビング

与那国島には、島を取り囲むように数々のダイビングスポットがあります。ここでは、おすすめスポット10選をご紹介します。

 

  • ハンマーヘッドロック
  • 南の根
  • ハンマーウェイ
  • 海底遺跡
  • 馬鼻の離れ岩
  • ダンノドロップオフ
  • Wアーチ
  • ムーラン
  • サバチ
  • ホワイトワールド

 

ハンマーヘッドロック

ハンマーヘッドロックは、西崎にある与那国島の代表的なハンマーヘッドポイントです。水深35mの海底から、垂直に突き出る岩々があります。多い時には、100匹以上のハンマーヘッドと遭遇することもあります。

南の根

南の根は、ハンマーヘッドロックの南約200mにあるポイントです。与那国島で最も回遊魚が見られるポイントで、イソマグロとロウニンアジの群れが見られます。その数は100匹以上、個体サイズは2m以上におよぶこともあります。

ハンマーウェイ

ハンマーウェイは、西崎にあるハンマーヘッドポイントです。名前の通り、ハンマーヘッドの通り道となっています。他のポイントに比べると水深が浅く流れも緩やかで、初心者も狙いやすいポイントです。水深23〜27mの根につかまり、ハンマーヘッドが通るのを待ちましょう。

海底遺跡

与那国島の海

与那国島の南側に位置する、海底遺跡を目当てに訪れるダイバーも少なくありません。ここでは、海底遺跡の見どころを、以下のポイントに分けて解説します。

 

  • 城門(アーチ門)
  • 二枚岩
  • メインテラス
  • 柱穴
  • スタジアム

 

城門(アーチ門)

城門は、海底遺跡の入口にあたる位置にあります。入口は、人ひとり通るのがやっとの狭い幅になっているので、ダイビング器材をぶつけないように注意が必要です。

二枚岩

城門を通り抜けると長さ10mほどの2つの岩があります。立てかけられたように置かれており、「誰かが運んだのか」などと謎が深まるスポットです。

メインテラス

メインテラスは、海底遺跡の一番の見どころです。垂直の岩や、平面の岩がいくつも積み重なっています。一番右には巨大な階段があり、「巨人がいたのではないか」と思わせてくれます。

柱穴

最上部のテラス付近には、人が入れる大きさの穴が2つあります。柱跡であるという説と、日時計にしていたという説があります。

スタジアム

メインの遺跡ポイントから南東約100mの位置には、階段状の地形が囲うスタジアムのようなポイントがあります。

馬鼻の離れ岩

馬鼻の離れ岩は、馬鼻崎沖にあるポイントです。イソバナが群生する根の周りで、クダゴンべやオドリハゼ、オヨギベニハゼ、フリソデエビなどが見られます。アーチやトンネルなどの地形を楽しめるスポットでもあります。

ダンノドロップオフ

ダンノドロップオフは、久部良港から約8分の位置にあり、水深10〜60mのドロップオフがあるスポットです。アオマスクやアケボノハゼ、シコンハタタテハゼなどが見られます。さらに、ナポレオンやハンマーヘッドなどが現れることもあります。

Wアーチ

Wアーチは、水深15mほどのリーフに空いた穴が連続し、棚の下でつながってドームのようになっているスポットです。イソマグロやツムブリなどの回遊魚が見られ、隙間から差し込む太陽の光も美しいです。

ムーラン

ムーランは、祖納の沖合にあるスポットであり、四つ叉のアーチの地形が楽しめます。アケボノハゼやオキナワサンゴアマダイ、ヨコシマニセモチノウオなどが観察できます。

サバチ

サバチは、棚に群生したオレンジ色のイソギンチャクと、ハマクマノミを観察できるスポットです。冬には、コブシメの産卵が見られることもあります。流れが弱いため、初心者にもおすすめです。

ホワイトワールド

ホワイトワールドは、一面真っ白な砂地が広がるスポットです。グルクンやヨスジフエダイ、ホウキボシテンスなどが見られます。

 

陸も見どころがある!与那国島の観光スポット

与那国島の夕日

与那国島は陸にも多くの見どころがあり、アフターダイビングの楽しみ方も豊富です。ここでは、陸のおすすめ観光スポットをご紹介します。

 

  • Dr.コトー診療所
  • 日本の最西端・西崎
  • ティンダハナタ

 

Dr.コトー診療所

与那国島は、人気ドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地となっています。診療所は、ドラマのロケ当時のまま残されていて、中に入るとセットが見られます。入場料として300円がかかりますが、ドラマを見ていた方は懐かしさを覚えるかもしれません。与那国島全体がドラマの舞台となっているため、島を探索するといたるところに名シーンの舞台を見つけられるでしょう。

日本の最西端・西崎

西崎は日本の最南端に位置する地点で、入口から坂道を登り、奥に進むと西埼灯台や展望台があります。側には「日本最西端の地」の碑があり、記念写真スポットとしても有名です。この地点で夕日を眺めると、日本で最後に沈む夕日を見ていることになります。雄大な地形に想いを馳せながら眺める夕日は、非常にロマンチックです。

ティンダハナタ

ティンダハナタは、与那国空港から車で10分の位置にある標高85mの崖です。この場所には、15世紀末の女酋長サンアイ・イソバの住居があったとの伝承があります。また、イヌガンと呼ばれる犬と女性が暮らした伝説のある洞窟もあります。今では天然の展望台となっており、祖納集落やナンタ浜が眺められる場所としても人気です。

 

まとめ

与那国島には、ハンマーヘッドシャークの大群に会えるスポットがあります。また、ミステリアスな海底遺跡もダイビングの見どころです。さらに、バラクーダやギンガメアジの群れ、ジンベエザメなどの大物に出会う確率も高く、一年を通して楽しめるダイビングスポットが多くあります。

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