ダイビングはマリンスポーツというイメージが強いので、「泳げない自分には縁がない」と思い込んでいる方もいるのではないでしょうか。
しかし、ダイビングとスイミングは全然違う性質を持っており、ダイビングの場合は泳げなくても大丈夫なのです。
今回は、泳げなくともダイビングができるのはなぜなのか、詳しく解説していきます。
目次
泳げない人でもダイビングが可能な理由3つ
泳げない人であっても、ダイビングをしたいという気持ちがあれば楽しむことができます。
これには、以下の3つの理由があるためです。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
理由➀:レギュレーターで呼吸できる
泳げない人の中には、「息継ぎが上手にできないから泳げない」と思っている人も少なくありません。
しかし、ダイビングでは息継ぎする必要がなく呼吸し続けられるため、泳ぎながらうまく息継ぎができなくとも問題ないのです。
なぜ息継ぎが必要ないのかと言うと、ダイビングでは「レギュレーター」という機械を使って水中で呼吸ができるためです。
レギュレーターは空気タンクとつながっており、タンク内の高圧ガスを減圧したり細かく自動調整したりすることで、水中でも陸地と同じように呼吸ができます。
理由➁:BCDで「浮く」ことができる
泳げない人の中には、水の中に入ると浮くことができずに沈んでいくと考える人もいます。
しかしダイビングでは自力で浮く必要はなく、BCDと呼ばれるジャケットに空気を入れて膨らませておくと、何もしなくとも浮くことができるのです。
体験ダイビングではインストラクターが機材操作を全てを行うほか、機材は基本的に浮くように設計されているため、心配はいりません。
理由➂:インストラクターがサポート&指導してくれる
ダイビングは基本的に泳ぐ必要がないアクティビティーであることがわかりました。
しかし、まだ泳げないことによる恐怖感を持っている方も多いことでしょう。人というのは理屈ではないところで、潜在的な恐怖心というのはどうしても残ってしまいます。
初心者向けの体験ダイビングやダイビングスクールでは、経験豊富なインストラクターがしっかりとサポートしてくれるため、不安なくチャレンジすることが可能です。
体験ダイビング中はもちろん、ライセンスを取るための海洋実習中もバディとして支えています。頼りがいのあるアドバイスなどを欠かさず行ってくれるでしょう。
また実際の海洋実習に入る前にはプールでの講習を行っていきます。もちろん、プール講習では波や潮流などは一切ありません。
安心できる環境で足がつくポイントから徐々に練習していき、体を慣らしていくというのが原則となっています。
泳げる人より泳げない人の方がダイビングが得意!?
何事もそうですが、最も危険な初心者というのは「一通り基礎的な適性があるばかりに、自分を過信してしまう人」なのです。これはダイビングにも大いに言えることです。
「水泳に自信があるからダイビングを始めたい!」と考える人は多くいます。
しかし下手に泳ぎが得意だと、自分を過信して基礎を怠ってしまう人が多いのです。
反面、全く泳げないという人は、最初から「水の恐ろしさ」をよく理解しています。そのためインストラクターのいうことをしっかり聞いて、安全に適正にダイビングを行おうとする警戒心をしっかりと養ってくれるのです。
些細な判断ミスが命の危機を招いてしまうことも多いダイビングの世界では、様々な安全上のルールが多く課せられ、そうしたルールは命を守るために取り決められているものです。
そうした事情もあって、下手に泳げてしまう人よりもむしろ「泳げない人のほうがダイビングに向いている」ということができます。
もちろん、水泳が得意であってもちゃんと警戒心を持って、水泳とダイビングは別であることをしっかり自覚してダイビングに臨む人も多くいますが、ダイビングにおいて失敗してしまうのは「泳げる人」のほうが多いのです。
まとめ
以上、ダイビングは泳げない人でも平気な理由、むしろ泳げない人の方がダイビングにおける失敗が少ない理由について一通り説明してきました。
ダイビングでは泳ぐ必要がほとんどない、むしろ泳ぐことが不要なスポーツであるというのは目から鱗だったのではないでしょうか。
しかし、やはり泳げた方がより楽しめるというのもまた確かなことです。そのため、ダイビングの講習を通じて泳ぎ方を学び直す人も少なくありません。
「東京ダイビングスクールBeyond」では、泳げない人でもしっかりダイビングの基礎を学べるライセンス取得応援コースをはじめ、さまざまな講習を設けております。
今回の記事で泳げなくてもダイビングができるということを理解いただいた方は、まずはネットでの予約も可能な「無料説明会」へぜひお気軽にご参加ください。